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園日記 第二本福寺こども園日記

メイキング・オブ・ミュージアム

いよいよ本日11/24(火)から「こども園ミュージアム」がはじまりました。

ご来場の方には園庭と園舎に展示された子ども達の作品をご覧いただきますが、単に完成したものを眺めるだけでなく、子ども達がどうして、どのようにしてその作品を作ったのか、その取組の過程にも想いを巡らせていただけたらと思います。

その一助として、ここでは各学年ごとに取り組んだ内容の紹介と、その制作過程の写真をいくつかピックアップしてご紹介します。ご覧いただき、作っているときの気持ちや出来事について、お子さんと色々お話してみてください。

※こども園ミュージアムの開催詳細については、先に配布したおたよりをご確認ください。

【年長クラス】

年長クラスでは夏ごろから話し合いを重ね、「おかしのお城」をテーマに制作を進めました。

お城

段ボールをどのようにつなげるとお城に見えるのか、試行錯誤を重ねながら完成させました。

「お城の横に塔をたてよう!!」という子供たちの意見から、ポッキーの塔とマシュマロの塔を作りました。
ダンボールを支える係やガムテープを貼る係など、一人ひとりが役割を持って、みんなで協力し合って作る姿が見られました。

階段

お城の階段つくりでは、紙粘土を使ってクッキーを作りました。いろいろな形が出来上がり「おいしそうやなー」という子どもたち。

チョコレートでできた木を作りたいと皆で話し合い、牛乳パックで土台を作りました。周りにはロールケーキと同じチョコクリームに見立てた模造紙を貼り、葉っぱの部分はアポロとレインボー綿菓子に見立てて花紙を貼りました。

ロールケーキ

園庭に新しくできた土管をロールケーキに変身させました。生地になる部分はチョコクリームをイメージし模造紙に3色の茶色を手で塗りました。クリームやフルーツなどのトッピングも自分たちで作り、かわいく仕上がりました♡

個人制作

それぞれ一人ひとりが作りたいものを考え、スイーツやお菓子の机や家などを作りました。たくさんの素材や廃材の中から自分たちで選び完成させました。

【年中クラス】

今年度を通して大切に繰り返し読んでいる絵本「ぐりとぐら」に出てくる物や、動物などを自分で考えて作りました。

すべり台

ぐりとぐらに遊んでほしい!!という思いからすべり台を作ることにした子ども達。箱や牛乳パックをたくさん積んで階段を作ることにしました。カラーのガムテープで箱と箱をつなげてとても高い階段ができました。
すべる所は「大きな段ボールで作る!」とはりきって大きな段ボールを探し、「これにする!」とみんなで段ボールを持っててつなげました。
段ボールの部分には絵を描いて、「これでぐりとぐら、遊んでくれるかなあ」とぐりとぐらのことを思いながら一生懸命つくっていた子ども達でした。

うみぼうず

「大きいうみぼうずを作りたい!!」とやる気満々の子ども達。頭と体は袋に新聞紙をつめました。
顔はどうやってうみぼうずの肌の色にしようとみんなで考え「これがいいんじゃない?」とトレイを貼ることにしました。
手や足は友達と協力して作ってつなげ、絵本に出てくるうみぼうずと同じ緑のボーダーの水着も着ています。
最後に「うみぼうずは海にいる!!」とスズランテープや紙テープで波も作りました。
大きなうみぼうずを作ることができて満足した様子でした。

たまごのからの車

ぐりとぐらシリーズの中で一番メジャーなお話に出てくるたまごのからの車。森で大きなたまごを見つけてカステラを作り、残ったからで車を作って家に帰ります。お話のイメージを持つ子どもたちは、ギザギザの形を一生懸命考えて作りました。「どうやったらギザギザになるかな~?」と頭をかたむけながら紙皿を切ったり、折ったりして納得のいくものができあがりました。
車の中には座席も作ってあり、シートベルトもついています。普段乗っている車とぐりとぐらの車のイメージが合わさってできた作品です。

カステラ

「フライパンは丸くなくちゃ!」という一言から始まったカステラチーム。子どもたちから出たアイデアをできるだけ形にできるよう、先生と一緒に作り上げました。
フライパンの中には新聞紙を丸めてたくさん入れ、グラグラと動かないように詰め込みました。フライパンやカステラにはいろいろな素材がくっついていますが、どれも黒や黄色のものばかりです。カステラチーム全員で「同じ色のものを集めよう!」と話をして集めてきたものです。カステラチーム一丸となって出来上がった作品です。

星の砂場

丸やハート、星、いろいろな形をイメージしていた中で星にすることにしました。
牛乳パックを二つずつ繋げて、子ども達が話し合いながらテープで星の形を整えました。形を整えるところが難しかったみたいです。牛乳パックが見えているのは・・・となり、カラーのポリ袋でカラフルにしました。
砂は画用紙をまるめたり、梱包材、トイレットペーパーの芯に色づけしたりして作りました。
かわいく出来上がった星の砂場に子ども達は大満足です。

すべり台

のねずみのぐりとぐらのために、小さめのすべり台にしたそうです。大きさの違う段ボールを段々に見立てて、大きめの階段を作り、箱を組み合わせて小さめの階段を作りました。
すべり台が4種類あり、卵パックを使ったボコボコすべり台。海苔の入れ物を使った透明すべり台。紙スプーンとプチプチを使ったガタガタプチプチすべり台。段ボールを使った普通のすべり台。
「ここにテープ貼って」「おさえておいて」と協力しながら取り組む姿が見られました。
どれで滑ろうか迷ってしまう素敵なものが完成しました。どれも楽しそうですね。

電車

最初は車を作る予定でしたが、子ども達の話し合いの結果電車を作ることになりました。
同じ箱を探して1人1輌ずつ画用紙を貼り合わせて作りました。トンネルの中や暗い夜も走れるようにライトもついています。
お客さんに乗ってもらえるようにいろいろな座席も作りましたよ。

ジャングルジムアスレチック

ジャングルジムとアスレチックを合体させて作りました。ジャングルジムはトイレットペーパーやラップの芯等を使って色とりどりのビニールテープやガムテープで巻きました。
新都心をテープでくっつけるところがまっすぐつけられず難しかったそうです。
出来上がったジャングルジムにネットやはしごをかけました。くるくるすべり台は子ども達の「絶対に作りたい」という思いでぐりとぐらが楽しめる形に仕上がりました。

ぶらんこ

「二人乗りよりも三人乗りの方がいいかな」という意見があり、3人乗りのぶらんこを作りました。ぶらんこの座るところは男の子がガムテープを貼ってカラフルに!チェーンの部分は女の子が編み込みました。
ぶらんこにはいろいろなお花を貼ってかわいくできました。
完成してから大・中・小になっていることに気づいた子ども達でした。

個人制作

作る前には何が作りたいかイメージの絵を描いて、それを見ながら作り進めてきました。
たくさんの箱の中から土台となるものを選び、画用紙や折り紙、自然物、ストローやスパンコールなど、遊びの中で今まで使用してきた素材を組み合わせて作り上げました。セロテープを使って工夫してくっつけたり、ビニールテープを模様として貼るなど考えの詰まった作品がたくさんあります。どれも個人のカラーがよく出ていて、大きいものや小さいものまで、子どもたちが工夫して頑張ったところが見て取れて楽しいです!!

【年少クラス】

大好きな「せんたくかあちゃん」の世界を園庭にみんなで作ってみようと話しました。
「何が必要?」「・・・を作ったらどう?」とみんなで話し合い・・・洗濯物を干すための大きな木が必要!という結論に。つきぐみ・ほしぐみでそれぞれ大きな木が出来上がりました。

つき

「木って大きくて高いな・・・どうやって作ろう?」みんなでアイディアを出し合い、たくさんあったペットボトルをつなげて作ることに。
「どうやってくっつける?」「テープでとめてみよう!」どんどん大きくなってきました。テープがはがれてしまったり途中で倒れてしまったり失敗も経験することでまた新しいアイデアが出ます。
木の色や葉っぱの色・形は実際に見て自分たちで作りました。みんなで力を合わせて作ったつきぐみの大きな木です。

ほし

「お外に干すと雨で濡れるかも?」「かみなり様が来たらどうなる?」と皆で相談し、作った木が濡れないように段ボールには透明のビニールテープを隙間のないように貼りました。葉っぱはビニールひもを見立てて貼りました。最初は葉っぱは「緑」と考えていた子どもたちですが、園庭のイチョウの葉黄色なのを見つけて「黄色にしよう!」となりました。皆でたくさん考えて一生懸命作った「木」です。

個人制作
せんたくかあちゃんを見て「こんな洗濯物があったらおもしろいなあ・・・」とイメージしながら、一人一人が自分で材料を選んで洗濯物を作りました。

乳児クラス(にじ、そら、はな)

共同制作

園庭にある黒板に水でお絵描きするのが好きな子ども達。
ミュージアムの展示では、それを活かして絵の具で大きな模造紙に筆や刷毛を使ってダイナミックに色を塗りました。オレンジや黄色、水色を使って、そうしてできたのは園バスの「こりす号」。絵の具が乾いたら上からクレヨンでぐるぐるお絵描きを楽しみました。

みのむし

園庭のいちょうの木から落ちるきいろい葉っぱを集めて大切にしている子ども達。そんないちょうの葉と、散歩で見つけた落ち葉をカップに入れておしゃれなみの虫ができました。クレヨンでお顔も描いて、素敵なみのむしになりました。

ライオン

散歩の途中で見つけた大きさや形が違う葉っぱをたくさん拾って楽しみました。ライオンの鬣は大切に持ち帰ってきた落ち葉です。一枚一枚思いを持って選んで貼りました。世界に一つだけのかっこいいライオンになりました。

はりねずみ

ハリネズミの体はのりを丁寧に塗って折り紙を貼りました。背中のトゲトゲは暖かい毛糸をパラパラふりかけ自分で切った折り紙を貼って表現しています。表情豊かでぽかぽか暖かそうなはりねずみが出来上がりました。

きのこ

きのこの色は好きな色を選んで「握ってお団子にしよう」と丸めて色を塗りこみました。紙粘土の感触が気に入ってぎゅっと握るお友達もいました!
きのこ飾りはみな自由に選んで自分で飾り付けて世界にたった一つの素敵なきのこができました。とってもおいしそうですね!

透明の入れ物を選んだお友達は、好きな形を選んでお花紙をくしゃくしゃに丸めて入れ物に詰めました!お花紙の色も自分で選びました。

紙の芯を選んだお友達は好きな絵の具を選んで両手に塗りその手で芯をニギニギと握って色を付けました。手についた色を見て歓声を上げていました!

はなぐみ

青赤緑お散歩で見つけたカラフルなトンボをつくりました。羽はかわいい小さな足型をとり体はフィンガーペイントをしました。手に絵の具をつけると不思議そうに見つめる子どもたち。
ペタペタと紙に色がつく様子や感触を楽しんでいました。
またお散歩で見つけてみんなで 拾ってきた葉っぱもたくさん貼り ました。握ったりつまんだり手指を 使うのが、少しずつ上手になってきました。