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園日記 第二本福寺こども園日記

かたづけないウイーク

今週一週間、年長さんと年中さん合同でお遊戯室と多目的ホールを使った大掛かりなコーナー保育を実施しました。コーナー保育とは子どもたちが遊ぶための複数種類のコーナーを設置して、子どもが自分で選択したコーナーで遊ぶ保育の手法のことです。

今回はとくに「途切れない遊び」をテーマに、子ども達が一日かかって作ったものを片付けず、翌日続いてその遊びを発展させられるようにしました。ブロックや積み木など普段から楽しんでいる遊びの他、今回はお遊戯室全体を養生して大量の粘土とダンボールを投入し、大規模な制作コーナーを設けました。

出来上がったのはダンボールの巨大基地?迷路?と、繰り返される粘土の創造と破壊…。言葉で説明するのは不可能なくらいのカオスでした。

普段の限られた保育時間・環境の中ではどれだけ子どもたちが夢中に遊んでいても、時間が来れば片付けなければなりません。それは仕方がないことではあるのですが、無限の創造力を持つ子どもの力を考えると、その力を大人の都合で抑えてしまっているとも言えます。

今回期間限定ではありますが、子ども達が継続して自分のやりたい遊びを深められる時間と環境を用意したことで、子ども達が本来持つ力の凄さを見ることができたと思います。もちろん普段と違う取り組みで先生たちは大変でした。また中々自分のやりたい遊びが見つからない子がいたことなど、課題も出てきました。

でもその課題も含めて子ども達にも先生たちにも園にとっても得るものが大きい取り組みだったと感じます。今回の取り組みを普段の保育に繋げられるよう、振り返りと共有を図っていきたいと思います。