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園日記 第二本福寺こども園日記

夏のお楽しみ会

9/4(金)夕方、年長さんの「夏のお楽しみ会」を開催しました。

例年この時期に年長さんの「お泊まり保育」をしていましたが、今年は新型コロナのことがあり宿泊は断念せざるを得ませんでした。でもお泊まりはなくとも子ども達に特別な思い出を残して欲しくて、夕方から夜8時までの間に楽しいイベントを詰め込んで、「夏のお楽しみ会」として実施しました。

まず最初に取り組んだのはお米研ぎです。楽しい思い出にはみんなでの食事は欠かせません。そのご飯が自分で研いだお米だったら美味しさは尚更格別です。そのことを伝えると、ほとんどの子が初めての経験でしたが、まだまだ小さな手で、一生懸命研いでくれました。

お米を浸水している間、園庭に出てスイカ割りをしました。周りを囲むみんなが大きな声で方向を教えようとしますが、みんなが自分の場所から見て「みぎ!」「ひだり!」と叫ぶものだから、目隠しで棒を持った子はオロオロするばかり。でも中にはプレイヤー目線に立って左右を言えている子もいました。その子に気づかされて周りの子もいつしか正しく指示が出せるように。スイカ割りという遊びを通して子どもが成長する姿を見ることができました。

教室に戻ると先ほど研いで水に浸していたお米に火を入れます。今回はお米が炊き上がる様子を見て欲しくて、この日のために用意したガラス鍋で炊きました。ぶくぶくと泡が湧き上がるのと同時に硬かったお米が膨れ上がってくる様子を見て、子ども達は歓声を上げていました。炊き上がったご飯は自分でおにぎりにして給食でいただきました。炊き立ての、しかも自分たちで用意したご飯は格別で、子ども達もおいしいね、おいしいね、と何度も互いに言いながら食べていました。

ご飯を食べ終わる頃にはもう外は暗くなっていました。再び園庭に出て花火を楽しみます。と思ったら何やらゴロゴロと不穏な音が。程なくして激しい雨が降って大急ぎで中へ。結局花火はちょっとしか楽しめなかったけれど、子どもたちは雷雨に大興奮。これはこれで思い出になればいいなと願います。

もう終わりの時間が近づいてきました。最後は二階のお遊戯室に組まれた櫓を回って盆踊り。例年は「夏宙まつり」で行っていた本福寺の風物詩ですが、今年はその「夏宙まつり」が新型コロナのために中止になってしまいました。それでも子ども達に浴衣や甚平などの夏の装いで盆踊りを楽しんで欲しいという保護者の皆様の声を受けて、この「夏のお楽しみ会」のクライマックス、つまりお迎えの時間に合わせて盆踊りをさせていただきました。

踊りが終わって解散となって、子ども達が満面の笑みでお父さんお母さんのところに走っていくのを見て、イレギュラーながらもこういう催しができて本当によかったなと思いました。同日の午前中に行われた「夏宙まつりごっこ」を含め、準備にお力添えいただいた保護者会の皆さんに、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。