保育の方針

いのちを大切に、そしてあなたが大切。

本福寺こども園・第二本福寺こども園は浄土真宗本願寺派・本福寺を起源とし、仏教の精神を保育・教育の基本理念としています。

その一番の願いは、あらゆるいのちを大切にする心を育んでほしいということ。

それは同時に、自分自身の存在もまた無数の縁によって頂いた尊いものだと感じられるようになるということでもあります。

毎朝の仏参はその願いを伝える大切な時間です。

仏さまに手を合わせることは自分を支える無数のいのちに手を合わせるということ。

この習慣が生かされているいのちへの目覚めを促し育みます。

また大規模園であってもこども一人ひとりに丁寧に関わることを大切にしています。

具体例として園内では布おむつを使用して乳児の排泄状態をチェックし、健康状態に常に目を配ります。

こうした丁寧な関わりもまた「あなたが大切」という願いに基づいています。

規律ある生活を。

一人ひとりを尊ぶ保育・教育を基本にしながら、一方では卒園後の学校生活に備えて、規律や協調性などを身につけることも大切だと考えています。

先述の仏参はいのちの大切さを感じる場であると共に、一定時間心を静めて集中する力を養う修練を兼ねています。これを毎日繰り返すことで人の話をしっかりと聞く姿勢が育っていきます。

また茶道、英語、体操など、それぞれ専門の外部講師を招き指導を行っています。こども達に多様な体験の機会を設け、豊かな人格を育みます。

そして音楽リズムの指導も本福寺こども園の伝統です。

年長になるとそれまでの積み上げをもとに合奏や鼓隊に挑戦します。

春の花祭りや秋の運動会、冬の音楽フェスティバルなどでの発表に向けて、こども達は一生懸命表現を磨きます。

この過程から、こども達は努力することや仲間と協力することの大切さを学び、大きく成長していきます。